白っぽい壁に囲まれた3畳ほどの空間。
扉の内側にはドアノブが無い。
そして、窓が一つ。
それから、天井の中心に監視カメラが・・・・・
それが今の私の生き場。
時々、息苦しく息が詰まる。
監視カメラを見ると無意識に体に緊張が走り、あの時のことを想い出してしまう。
あの二人の砦・・・真島の国。
毎日続く、あの2人からの暴力と脅迫と監視。
身も心も痛かった。
怖くて自由なんて無かった。
私の頭の中は、常に自分自身と何よりも妻子を守らなければいけないことで精一杯。
今の生き場は、あの時に比べてすごく良くなった。
暴力も無い。
脅迫も無い。
色々と限界はあっても、あの時より自由になった。
ただ、ひとつだけ変わらないことは、妻子と逢えるのが稀だということ。
私が死ぬまでに、あと何回逢えるのかを考えてしまう。
それを考えると、なんだか切ない・・・
Kazu
「心のおと」から「扉をひらくために」へ
扉の内側にはドアノブが無い。
そして、窓が一つ。
それから、天井の中心に監視カメラが・・・・・
それが今の私の生き場。
時々、息苦しく息が詰まる。
監視カメラを見ると無意識に体に緊張が走り、あの時のことを想い出してしまう。
あの二人の砦・・・真島の国。
毎日続く、あの2人からの暴力と脅迫と監視。
身も心も痛かった。
怖くて自由なんて無かった。
私の頭の中は、常に自分自身と何よりも妻子を守らなければいけないことで精一杯。
今の生き場は、あの時に比べてすごく良くなった。
暴力も無い。
脅迫も無い。
色々と限界はあっても、あの時より自由になった。
ただ、ひとつだけ変わらないことは、妻子と逢えるのが稀だということ。
私が死ぬまでに、あと何回逢えるのかを考えてしまう。
それを考えると、なんだか切ない・・・
Kazu
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